2013年7月23日のエントリー 一覧

あんまり痛い感じの夢っていやよね(´;w;`)


祖母宅? 母やその他家族と一緒にどこかにいる。
私の手首や太ももから白い糸――というより幅3mmほどの平紐のようだ――が出ていて、まるでほつれた裾から出たそれのように、するすると引き出せる。
耳から白い糸』という都市伝説を思い出して怖ろしいのであまり引き出さないようにしていたが、太ももの糸をなにかに引っかけてするるるるっと思い切り引き出してしまう。
糸はぴんと張って止まり、その根元の肉がずくんと痛んだ。
どうやらこれは内部につながっていて、引っ張ると痛いらしい。超怖い。

私は糸を根元近くでちょきんと切って、医療用の白い紙テープで皮膚に固定する。
母に是非病院に行きたい旨を告げ、最寄りの割と大きめの病院に連れて行ってもらう。

長テーブルを挟んで対応した医者は、整った顔立ちとは言えないが、パーツが大げさでひょうきんな顔つきをしていた。
その印象に違わず、何かにつけボケを挟まないと気が済まないらしく、それを咎める真面目そうな助手の男性との掛け合いはまるで漫才のようだった。

その医者いわく私から出ている糸は。血管、なのだそうだ。
蚊に刺されたりヒルに吸われたり(してないぞ!?)して傷ついた血管はやがて干からびて傷口から出てくることがあるらしい。
それって血が通わなくなったりしないのかしら新しい血管が張るのかしら、とそわそわする私に医者は、ほらこいつも、と助手の男性から伸びる糸を引っ張って見せる。

「割とね、全然、引っ張っちゃっても大丈夫なんですよ」

医者はするすると糸を引き出し、つんと最後まで引き出し終えて、

「ていうかひっこ抜いちゃってもいいくらい」

ずびーんと糸を引っ張った。糸は助手の男性から離れて医者の手元で揺れている。
その先には何か肉のように見えるものがぶら下がっているが果たして本当に引っこ抜いていいものだったのか。
しばしワナワナと震えていた助手の男性の思考が状況に追いついて少々暴力的な手段に訴えるのを医者は楽しそうに笑ってかわす。

助手の男性が処置のため退出した後、どれどれじゃあ一応一通り見ておこうか、と言いながら医者が席を立って脇にくる。
私も立ち上がり、すでに見せた手首の糸以外の足の糸などを見せる。
かがんで患部を見た医者は、本当に見るだけという程度で満足したようで立ち上がった。
そのままの距離で手もとのクリップボードを見せながら治療の説明をしてくれる。
クリップボードを覗き込もうと体を寄せると、医者の白衣から意外なほど石鹸の香りが漂ってきた。
身長153cmの私が見上げなくても済む程度の高さにある医者の顔を思わず見やって、この人はこのキャラで結婚しているのかしらと思いをはせる。


診療後、裏口のようなところから医者と助手の男性に見送られて退出した。

――そのはずなのにその後私はまた病院に戻っている。待合室。
家族と並んで座っていて、しかしその後私だけ席を譲って長椅子に移り、同席者がいないのをいいことに長々と寝そべる。
私の名前が呼ばれる。
私はいったい何の真似ごとか、お嬢ぶって返事をして しなりしなり歩いて行く。


そのあとのほうが変な医者よりよっぽど印象深かったはずなのに、覚えていない。


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みみーず

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