夢 一覧

うだるような暑さ続く夏のある日。
夕方――というより夜のはじめにうとうとしていて、夢を見た。


私は時を巻き戻したり、人間に乗り移って行動したりできる"概念"だった。


魔力を持った王と后がいた。王には人間の側室が2人いて、それぞれから女の子(姉)と男の子(弟)が生まれた。
ふたりは姫と王子として育てられることになった。

王子は火と回復の能力を持っている。

王子が10歳ぐらいの時、どこで知り合ったのか城の労働者の男の人と仲良くなった。
ちなみに王子が王子であることはみんな知らない。
1か月半くらい親しくしていて、その日はどこかの地下のようなところで銃術を教えてもらっていた。
王子は愛情に飢えていて、その熊のような大柄で優しい男の人にすっかりなついていた。
なつきすぎて「僕だけのものになって!」とその男の人を困らせた。
王子は男の人の額に銃を突き付けて、さらには銜えさせて脅した。
それでも頷かないと見るや王子は男の人を椅子に縛り付けて、目隠しをして、声帯まで麻痺させてしまった。

王子の気配がなくなると、男の人は息を吐いて音を出し始めた。

おぅー... おぅー...

その声は換気パイプを通って外に聞こえるようだった。
犬や狼の声色に似ていて、そいつらが寄ってくるのかと思って"私"は見守った。
するとその家で飼っている雌牛が狂ったようになって走ってきた。
換気パイプの近くには子牛がいて、雌牛は子牛を見つけて、子牛を連れてまた狂ったように走って離れていった。

その家の娘とその母親が
「もう、かわいそうじゃない! お母さん、ちゃんと見てたの?」
「どうしたのかしらねえ?」
などと話している。

その家の婆も原因を探ろうと外に出てきてパイプから出る変な音に気付く。
「こりゃなんだろうね?」
先ほどの母も寄ってきて聞いている。
男の人は音の出し方を変える。


はっ はっ はっ はっ はっ


聞いている側は、これはただの空気の流れではないようだと感付いて顔を見合わせる。

男の人はなんとかしゃべれないか試してみる。


へぅーーーぷ   へぅーーーぷ


「"HELP"! 誰かいる!」

近所の男衆5~6人が地下に入ってきて白い布やらで拘束されている男の人を見つける。
王子は男の人のすぐ横で寝ていた。
男衆の1人が男の人をほどきにきた。いたずら坊主め、と王子のほっぺたをきゅっとつねる。――王子がパチと目を開ける。
ほかの男衆は何かを探して(侵入経路?)離れたところの物入をみんなで眺めている。

男の人はこのかわいい男の子の恐ろしさを伝えようとするが声帯が麻痺しているためしゃべれない。
すっかりほどかれたところで、起きて立ちあがった王子と対面する。

恐怖。

王子はポケットから手を抜く。

銃。

ためらいもなく引き金を引いた――

――"私"は時間を少し巻き戻した――

近所の男衆5~6人が地下に入ってきて白い布やらで拘束されている男の人を見つける。
王子は男の人のすぐ横で寝ていた。
男衆の1人が男の人をほどきにきた。いたずら坊主め、と王子のほっぺたをきゅっとつねる。――王子がパチと目を開ける。
ほかの男衆は何かを探して(侵入経路?)離れたところの物入をみんなで眺めている。
そのうちのひとりが何気なくガソリン入りの容器を見つけて手に取り、男の人の様子を見にやってくる。

男の人はこのかわいい男の子の恐ろしさを伝えようとするが声帯が麻痺しているためしゃべれない。
すっかりほどかれたところで、起きて立ちあがった王子と対面する。

恐怖。

王子はポケットから手を抜く。

銃。

ガソリン入り容器を持った男衆が気付く。近い。

とっさに蹴り倒し――

ためらいもなく引き金を――

ガソリンをかけた。

引いた。

引火。

王子は炎に包まれた。黒焦げになって小さくなっていくのが見えた。
"私"は安心した――ところが。
炎が小さくなったころ中からきれいな状態の王子が出てきた。

「あっ 回復の能力を使ったんだ」

"私"が思わずつぶやくと、

「馬鹿じゃないの。俺、火は平気だから」

王子が言う。王子は概念である"私"のことを知っている。まっすぐ見据えている。

「えーじゃあ水? ここで水で倒す? むずかしー」

――"私"はあきらめて時間を巻き戻した――

「"HELP"! 誰かいる!」

近所の男衆4~5人が地下に入ってきて白い布やらで拘束されている男の人を見つける。

そのころ"私"はひとりの男衆として城へ行きお后様の前に転がり出た。

「王子が......あなたの義理の息子が、かくかくしかじか」

身体がうまくなじんでいなくて声が出しづらいがなんとか説明する。
お后様はすぐに現場に駆け付けた。


男の人はこのかわいい男の子の恐ろしさを伝えようとするが声帯が麻痺しているためしゃべれない。
すっかりほどかれたところで、起きて立ちあがった王子と対面する。

恐怖。

王子はポケットから手を抜く。

銃。

ためらいもなく引き金を引いた――

ずどん。

ずどん ずどん ずどん

ついでに男衆も撃ち殺してしまった。

そこへ到着したお后様は悲痛な面持ちになった。

「ちょっと時間がシビアすぎませんか」

"私"に苦情さえ言う始末。

対面した王子とお后様。
王子は恨み、憎しみがこもった目でお后様を睨みつける。
一瞬後、パッと身をひるがえしてどこかへ走り去ってしまった。

お后様(役立たず)は"私"の話を聞いて、

「あの子は愛情に飢えていたんですね。この人との関係の中でどうにか心の傷を癒してもらいたい」

と言う。

――"私"はお后様となって、王子と男の人との出会った日に時間を巻き戻した――

それは5月31日だった。葉っぱが青々と茂った気持ちのいい日。
男の人の奥さんはおいしそうなタルトを作っていた。
これを男の人が王子にあげたのが出会いのきっかけ。
まだふたりは出会っていない。
タルトは3切れあった。

"私"は窓の外から様子をうかがっていて、どうにも我慢できなくなったのでドアをたたいた。
后(に扮した"私")の突然の訪問に驚きつつもちょうどあったタルトでもてなしてくれる男の人と奥さん。

タルト、めちゃうま。


――私は時間を巻き戻す――


それは5月31日だった。葉っぱが青々と茂った気持ちのいい日。
男の人の奥さんはおいしそうなタルトを作っていた。
これを男の人が王子にあげたのが出会いのきっかけ。
まだふたりは出会っていない。
タルトは3切れあった。

様子をうかがっていると夫婦はそれぞれ1切ずつ食べ、それから男の人は残った1切れのタルトを持って仕事に出かけた。
男の人の仕事は建築関係。

石畳の広場を通りがかる。
ひとりぼっちの王子に気付く。
タルトをあげる男の人――

そのうち男の人が仕事から帰ってきたので、"私"は家を訪問した。
先ほどの男の子に家族のように接してあげてほしいこと。
かかった費用はすべて支払うことを伝え、前金として十分すぎるほどの金額を渡した。
驚きながらも善良な夫婦は男の子に同情して、引き受けてくれた。


家族ぐるみでの付き合いはうまくいっているかのように見えた。
夫婦には王子よりほんの少し年上の息子がいて、まるで本物の兄弟のように仲良くなった。

ところが、1か月半くらい親しくしていたある日のこと。
夫婦と息子と王子は車でどこかへ向かっていた。
男の人が運転席(ちなみに左ハンドル)、奥さんが助手席、運転席の後ろに王子、助手席の後ろに息子。
その時に奥さんが子供たちになにかお小言を言ったらしい。
不平そうに抗議する息子。
スパリと頸動脈を切る王子。

えっ

がくりと力を失う奥さんに、パニックになった男の人や息子が

「充電しなきゃ! 充電が切れちゃった!」

とコネクタを挿そうとする。(なんかこの世界では普通の概念っぽい)
ところが息子が挿そうとしているケーブルが入らない。
コネクタを見ると――これはtype Cで――

ふたりの反応を冷静に見つめていた王子は

「それはコッチ(←?)にしか使えない。type Bじゃなきゃ」

と言う。それと同時に男の人がtype Bのケーブルを探し当てる。
でも充電の問題じゃないので、奥さんは生き返らない。

王子は冷静に、じっとふたりを見ていた。

それから、ポケットに手を入れて――
小型銃を取り出し――


――"私"は最後まで見ずに時間を巻き戻した――


夫婦と息子と王子は車でどこかへ向かっていた。
男の人が運転席(ちなみに左ハンドル)、奥さんが助手席、運転席の後ろに王子、助手席の後ろに息子。
その時に奥さんが子供たちになにかお小言を言ったらしい。
不平そうに抗議する息子。

"私"(お后様)は車を止めさせた。

ナイフを取り出していた王子に気付き恐怖する一家。

一家を連れて逃げる"私"(お后様)。

怒りに燃えた王子が銃を取り出した。

"私"はお后様の力でバリアを張った。
黄色い光の円柱に取り囲まれる王子。
これで王子は動けないし銃弾も届かない。

走って逃げる。石造りの階段(この町は基本的に石畳で舗装されている)を駆け上がる。

王子はその間バリアを切ろうとしている。
赤い光で四角く切ろうとする――バリアにはじかれる。

階段をさらに駆け上がる。

王子はしばし思考し――
バリアと同じ黄色い光で四角を描く。


ぱりん。


バリアが割れた。

途端に増悪の感情――黒い靄のような、もしくはたくさんの人のような――が我々に襲い掛かる。

それらが――
階段の下から――
奥さんを飲み込み、男の人を、息子を飲み込み――
"私"を――


だめ、死ぬ。

――"私"は5月31日に時間を巻き戻した――


"私"はベッドで目を覚ました。これは私のベッド。アイビーがまず視界に飛び込んできた。


あの一家を守るためには出会わなくするしかないのかもしれない。


でも王子の心の闇はどうすれば?


もっと時間を巻き戻さないといけないのかもしれない。


でもどこまで?

私はしばし目を閉じた。
それから勢いをつけて体を起こす。


とりあえず、タルトを食べに行こう。


今日はTさんの夢を見たよ。ここで言う「Tさん」とは、寺生まれで「破ァ!」と除霊をしてくれる人、ではなくて、私がたまにインターネット上で会話している人だ。顔も名前も知らない。おそらくカバさんとは似ても似つかないすらっとした青年であろうと想像しているのだが、なぜかこの夢では彼は、カバさんだった。


Tさんがこっちの病院(?)にくると言うから私もそこに行くことにしたんだ。着いたら受付票を入れておいてと言われていたんだけど、それには名前を書く欄があって、私はTさんの名前を知らないから「T」って書いといたんだ!

しばらくうろちょろしていたら看護婦さん(?)が他の人の名前と一緒に「......Tさーん」って読み上げたんだけど、Tさんはまだ到着していないから、いたずらしたみたいになっちゃって私は居心地の悪さを感じた。

そうこうしているうちに人が入ってきて、カバみたいな男の人と、上品な老婦人が同じベンチに腰掛けているのを見つけた。

カバみたいな男の人は、色が白く、ふっくらしていて、おたふくを陰気で面長にしたような顔をしていた。赤いチェックのシャツにハーフパンツ、黒いリュックサックという難易度の高いファッションをある意味着こなしていた。ハーフパンツから覗くふくらはぎは私の太ももほどもあったので、私は、スポーツをしていたせいかな、なんて考えた。のそのそと背中を丸めて歩く姿がカバ......いや、それよりもあの、谷に住むカバのような妖精、を思わせた。

私はそのカバさんこそTさんだろうと思っていたら、どうやら私と同じく初対面らしい人が3人そのベンチの前で自己紹介を始めた。この人たちもTさんに会いにきた人だと思って私もその中に混じって自己紹介したら、老婦人が面白そうな顔でこちらを見つめ返すから、間違えたことを悟った。

今度はちゃんと隣のカバさんの前に立って、Tさんか確かめようと思うんだけど、なんて呼んだらいいかわからなくてまごついていたんだ。カバさんも知らん顔をしているからまた人違いかと思ったんだけど、私がようやく、

「私、人を探しているんですが......ご存じないですか」

って聞いたら(本当に人違いだったらまったく意味が通じないね)、

「......合ってると思いますけど」

ってぶっきらぼうに返ってきたんだ。つまりこれはこのカバさんがTさんで合っているということだと思って、私は自己紹介をするんだけど、カバさんは私のことを見もしないんだ。

私の見た目があんまり違うからがっかりしたのかな、と思っていたら、

「実際に会うとイメージが違うかもって言ってたけど......その髪型はイメージに合うの?」

ってカバさんがもそもそっと言うんだ。その時私は後ろでひとつにまとめてクリップで留めていたんだけど、そのセリフの意味がわからなくて、焦って、私らしい髪型について見解を述べなくてはと思ったのか最近していた髪型を説明し出した。長くてくるくるだったり、もっと短いボブだったり......なんて言いながら後ろの髪の毛をさわると、クリップで留めたところがほどけて、髪の毛が半分ほど落ちてしまっていた。

「これは合う合わないじゃなくてほどけちゃっただけ」

なんて言って髪の毛を直しながら、私たちはベンチから窓際のテーブル席に移動した。カバさんがすでに2人組の先客がいる4人掛けの席の空き椅子に座ろうとするから、彼の地域では相席が普通の文化なのかなと思いながら空いているテーブルに誘導した。しかし私たちのテーブルの空き椅子にも女の子がやってきて勝手に座るから、ここは相席が普通の文化だったのかと驚いた。

カバさんが目を合わせてくれないから私はそのよくしゃべる快活な女の子と会話をしていた。

「あっ......、*****かあ」

「なあに」

「窓の外でなにか色が変わったからなにかと思ったの。*****っていうのはあの、光が当たると反射して光るやつ」

これを書き始めるまでは*****の名称も覚えていたんだけど忘れちゃった。カラーなんとかって言ってたような気がするなあ。


取り急ぎ夢の話だけ。


夢の話。

目的があるわけでもないのに、なぜか私は地元である県南に向かう。
ショッピングセンターをうろつく。
雑踏が何やら騒がしい。なんとなく、彼らには懐かしい集まりがあるようだと察する。

そうこうしているうちに高校自体の友人であるミヤちゃんに遭遇する。
メガネだった彼女はコンタクトにして、少しお化粧をしておしゃれになっていた。

久しぶり、と言葉を交わしていると、さらにもう一人見知った顔が現れた。
小学校時代の......ナントカちゃんだ。なんだっけ。色黒で一重の目がくりりと大きく、ひょうきんな子だった。

あ、思い出した。ミキちゃんだ。

気づけばミヤちゃんは、ミキちゃんたちと一緒につるんでいたアヤカちゃんになっていた。
懐かしい人にいっぱい会うなぁと思い、ふと雑踏から聞こえてきたのは小学校時代の同窓会なんじゃ、と思い当たる。
ふたりはどことなく気まずそうにしているが、一緒に行こうと言ってくれるのでノコノコついて行く。

どこか広い個室のようなところのふすまを開ける。
アヤカちゃんとミキちゃんが三つ指ついて頭を下げるので私もそれに倣う。
部屋の中には小学校の同級生がたくさんいて、なんだこいつ、と言わんばかりの視線を私に向けている。

呼ばれてないんだけどきちゃいました、と幹事らしい男の人に言うと、構わないという返事。これはきっとお世辞だろう。
なんだこのずうずうしい女~って感じですよね、とおどけて言ってみる。
冗談が通じるフレンドリーさの演出、現状の把握能力のアピールのつもりだったが相手の反応は鈍い。
自己正当化しているようでまずかったかな、と反省する。

なんともう解散するところだったみたいで、一行はゾロゾロ駅に向かう。
電車があと5分で出るらしく、それに乗ってどこかへ行くんだそうだ。
私も行きたいが、荷物を施設内の少し遠くに預けていて、それを取ってからにしたい。
アヤカちゃんやミキちゃんに、5分で行って帰れるかな、と相談すると、まず無理だろうとのこと。
それでも一応チャレンジしたい、時間になって私が戻らなかったらそのまま置いていって欲しい、と伝えて私は走り出した。
すれ違う同窓に、もしかしたらさようなら! とおかしな挨拶をする。奇怪なものを見る視線が痛い。

結局私は行きだけで10分かかり、とりあえず荷物を受け取って、とぼとぼ歩き出す。
ショッピングセンターを出て自分の車に向かうと、小型車が近づいてくる。
なんとアヤカちゃんとミキちゃんが乗っていて、アヤカちゃんはあのころのように、みぃちゃ~ん! とハイテンションで私の名を叫んで手を振っていた。


その後はそのふたりと、同窓だという男の人ふたりと遊んだ。
というより、女子だけで遊んでいるそばに男子らもいる、みたいな。
途中からミキちゃんの存在はなかったことになっていた。さすが夢。

アヤカちゃんの運転でいろんな廃屋を見に行った。

最後に大きな白い布に願い事を書くということをやった。なぜそんなことをしたのかの流れは不明。
みんなで円座になり、私の向かいにいるアヤカちゃんがまず書いて、次に左隣りの男の人が書いて、私の番。
「猫 繁 殖」と書こうとして携帯電話で漢字を調べたがやめた。
(ていうかそれ言うなら「猫繁栄」とかじゃないのか、と起きてから思った)
43kgになりますように! と書きつけて笑われた。


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